重症筋無力症;全身型 第3回入院生活4日目

2018.2.22(木)

結局一睡もできないまま夜が明けた。

この間、何回看護師さんを呼んだだろうか?6回は難いな…。
全く申し訳無いと自分に反省。麻酔のおかげか点滴の抗生物質のおかげか
定かでは無いが気持ちに少し余裕ができるくらいに痛みは引いていた。

朝食の時間になり配膳されてきたが寝不足と痛みで今回も食べれそうにない。
後ろ髪をひかれる思いで下げてもらった。
術後ここまで丸2日間は一食も摂取できていない。それどころか水分も
昨日昼より開始した内服のための摂水2回しか口にしていない。
気が付いてみるとお腹がグーグーなるようになったし身体が動けば直ぐにでも
食べたいところなのに残念。
昼には食べれるよう余計なことをしないでおとなしくしていることにした。

そんなことをしていると、また見知らぬ人の訪問が。

リハビリPTさんだった。退院までの間、体力維持のためのリハビリを
担当するとの説明があった。本日はベッドサイドで立ち上がることを目的と
した訓練をすると説明があった。『ガンダム大地に立つ』的な感じだろうか?
と、考える間もなくリハビリが始まった。

まずは寝ながら両手を天井に上げるところから始めて、身体を横に向き、
そのままの体制で電動ベッドの力を借りて起き上がり足を床に出す。
そしてここからが本番。立ち上げるのだが上半身がふらついてすんなり
腰を上げることが出来ない。生まれたての子鹿より少しマシな程度。
たった3日間でこんなに動けなくなるものか?と思うくらい動けないもの
なのかと思ったが、やはり手術の影響が大きい気がする。
実時間で1分ほどかけて立ち上がることができたが、ピシっと立っていることは
出来なかった。その状態でPTさんの付添えで廊下に出て一番近いトイレまで
行き帰ってくるその距離20mくらいだったが、すり足状態でしか歩行が
出来なかったが無事に戻れた。
ここまでの時間が1単位。あっというまの20分だった。
明日はもう少し長い距離を歩くとの説明をしつつ帰っていった。
身体を起こしたことで少し気分が良くなったのか、その後の昼食をなんと完食
してしまった。久々の食事だったが普通に食べれて良かった。

昨日の夕方より内服薬が痛み止め1錠が追加された。これが良かったのか
その後は、痛み止めの点滴も注射もしなかったが大きな痛みも無く過ごすことができた。