咀嚼障害(重症筋無力症)30日目  ゆとり君のありえない その2

■11月3日(火)■ 文化の日ですが、何か?

唐突ですが、文化の日の今日は火曜日ですが、なぜゆえハッピーマンデーの対象にならないのでしょうか?

それはさておき、隣のゆとり君の話しです。
先日、身の周りがだらしない話しを書きましたが、その後、今日に至るまで何も変わっていません。
きっと、自分の部屋もそうだんでしょうね。  それより何も言わない両親が私には不思議です。
両親付き添いで入院してきた、ゆとり君なので当然、病室、看護師、医師etcも両親は顔を知っている
はずです。 この子汚いだらしがない自分の息子を見て恥ずかしくないのでしょうか。
その精神を持つ両親だから息子もだらしがないのでしょうか。 日本国の崩落が真綿が首を絞めるように
じわじわと来ているのではないかと思うのは大げさでしょうか。

さて、話しは変わるのですが、このゆとり君のベッドから、カチャカチャとキーボードをたたく音と、
冷却ファンの回転する音が聞こえてくるようになったのです。
私も持ち込んではいますが、病院なので流石に最小限の静穏機器であるタブレットにしていますが。
おそらくノートPCでしょうが、一昔前であればともかく今どきファンのついたノートPCはフラッグシップ的な
高性能かもしくはビジネスユースの高安定性であるもの以外はトレンド的に薄型になりファンレスがほとんど。
聞こえてくるキーボードの打鍵音からは、ヘビーユーザーとも思えなく、どちらかといえば"ライトの下"程度とも
思える、ゆとり君にそのような高価なPCを買うとはそう思えなかったので、不思議に思っていた。
気になり覗いてみようにもいつものようにカーテンでシャットアウトしていて、看護師すら立ち入りにくい状態を
作っているのに気軽るに声をかけれる雰囲気も無い。   はっきり言ってネクラ(死後?)だな。

そんななか、ゆとり君(仮名)はお風呂に行っていた。
私も次なので、準備をしようと立ち上がると、おっ?鉄壁のカーテンが空いているのでは無いか!
どこかの偉大なマジックキャスターが可視化の魔法をかけたようだった。(鈴木悟か?)
これはチャンスと、ばかりに気になっていた冷却ファンらしい音を突き止めるために、ちらりちらりと。

えーっ! うそーぉ!

そこに見たものは!

ミニであるがデスクトップPCである。

それもファンが鳴っているということは今どきのITXタイプでは無いようだ。

それを床頭台についているテレビに接続してしようしているようである。

PSを持ち込む患者があると聞いていたので、不思議ではないかと自分に言い聞かせるが、
衝撃の事実に動揺は隠しきれなかった。

とりあえず謎の音源は解決したが、うるさくて気になるのには変わりない。

しかし、ここまで過保護な両親であればついでに静穏PCの一つも買ってやればいいのにと、
他人にだから思える感情があったがどうでもいいとも思っている。

しかし、よく考えてみると、ゆとり君の親は当然ゆとり世代ではなくおそらく、私よりやや若いだろうが、
それなりの年齢であるが、どこでこんな人種ができてしまうのだろうか。

確かに、私よりはるかに重症であるのは間違いなく、過保護になりがちなのは仕方ないかもしれない。
ただ、21歳の働ける若者で社会人である。 この先、大丈夫かと他人事とは思えない気持ちが
湧き上がってきたが、それより両親の躾だな、否、もしかすると両親の両親、ゆとり君(仮名)の
祖父母がそうだったのか?だから両親も、ゆとり君(仮名)もなのか?

う~ん、家族構成とは難しいものである。

看護師が、入院患者の家族関係(キーパーソン)を位置づけるのが難しいのは、ここにも
要因があるのか?  奥が深いな。